ありのままで。

先日、台南で軍資金が底をつきそうになり、慌ててバイトを探しているときのお話。

現在、ワーホリビザで台南に来ているので、出来る仕事はバイトくらい。それならばと、オンラインでリモートで仕事ができるクラウドサービスに複数登録し自分に出来る仕事があるか探すも、これまで営業・接待、そして魚を捌いてきた私に出来る仕事は限られている。

ともすれば、未経験で出来る仕事はアンケート・ライターくらいか。ライターであれば、記事を書くのは好きなので苦にならないかと思ったが、どうも気が進まない。おそらく、書きたいことを書くのが好きなだけで、自分の興味ない分野の記事を書くことがイヤなのだ。なので、未経験ライターの募集案件にクリックし応募ボタンを押そうとするも、身体が固まってしまう。

どうやら、私はお金のためだけに働くことが出来ない身体になってしまったのか。いや、それとも楽観主義な私の細胞が、「まあそんな慌てんでもええやん。」と私の身体を支配し、右指一本のわずか数センチの動きを停止させているのだろうか。いずれにせよ、オンラインでの仕事に乗り気ではない。

よくよく考えてみると、24歳から5年間営業マンをしていたが、自分のイヤなことはほとんどやってなかったし、サラリーマン生活がイヤで頻繁に午前休や休みをとってサボってたほど社会性がない私が、いまさらイヤなことを生業にしてお金を稼ぐことが出来るなら、そもそもサラリーマンをやめていなかっただろう(それでもかつて居た会社は私になぜかとても優しくしてくれたが)。

一方、サラリーマンからニートを経て始めた魚屋のバイトでは、夏は暑いし臭い、冬は寒いしこれまた臭い。正直、自分でもすぐに根を上げるかと思っていたし、魚屋の社長や店長もそう思っていたらしいが、それでも1年3か月続けられた。なぜか、魚が好きだったから。それに尽きる。魚好きなのに魚が捌けないのは情けないという理由で始めた仕事だっただけに、たとえしんどい作業があろうと「ここでやめてたまるか」と続けることが出来た。

やはり、私は好きなことしかできないのだ。もうこれは仕方ない。「31歳の男がなに言うとんねん!」と、地元に帰ったらボロカスに言われるだろうが、そんなん知ったこっちゃない。ここまで来たら、もう戻らない。誰が何と言おうと好きなことを続けるのだ。幸い、私は特にブランド物や高価品には興味がなく、生きるお金があれば大丈夫な”ハイブリッドパーソン”なので、大金を稼ぐ必要はない。好きな人と好きな時に好き勝手楽しめたらそれでいいのだ。

なので、台南でも好きなことで稼ごうと思う。オンラインのリモートビジネスはやめだ。手を動かすことが好きなので、とりあえず日本式居酒屋の厨房に応募しよう。魚を捌く機会がなくとも、包丁を使えたら楽しいから。

自分に素直で楽しもう、ありのままで。

*追記:結局、ご縁で日式スナックのボーイを2か月ほどしてました。全然手動かしてないやん。まあおもろかったしええか。

by
関連記事
記事検索はこちらから☟