台南人の友人の実家で台南家庭料理と酒盛りをごちそうになった夜。

台南にやってきて4か月、少しづつ台南の知り合いも増えてきた。先日、とある台南人の友人と食事していると「私の地元を案内するよ」と言ってくれたので、そのお言葉に甘えて地元:玉井を案内していただいた。

地元民でしか行かない場所に案内してくれ、さらには台南料理や酒盛りまでごちそうになった。とても新鮮で楽しかったので記録に留めておこう。

台南人の友人の実家で台南家庭料理と酒盛りをごちそうになった夜。

台南駅からバスで揺られること1時間15分、夕方5時に玉井へ到着。大量の雨と雷が私を熱烈歓迎してくれている。ただの通り雨かと思いきや、なかなか止む気配がない。すると突然、iPhoneが鳴り出した。

まさかの大雨警報「夜の7時まで大雨と雷に注意」、こんな日に限って、台南に来て以来初のアラームが鳴るとは。手荒い歓迎ではなかったのね。

雨宿りのため、玉井バスターミナル近くの小吃店(屋台)へ。友人が小さいときにおばあちゃんによく連れて行ってもらった店だそう。台湾風ソーセージに米のソーセージ、米血(もち米と豚の血か鴨の血を混ぜたもの)などなど、日本ではなかなか食べれないものばかり。

いざ実食、台南で食べるソーセージよりもほんのり甘くクセになる。日本人があまり得意でない米血も私は大好物、もちもち食感がたまらない。これにトッピングで生ニンニクに大根の酢漬けがこれまた絶妙。これだけ頼んで105元(500円弱)とは激安。こういう店に来れるのは地元民に案内してもらわないとない機会なので、これだけでも十分にうれしい。

食べた後も雨が止まないので、タクシーで友人の実家へお邪魔することに。到着後、玉井の街を散歩しながら案内してもらうことに。

友人の実家はマンゴー農家なので山近くにあり、家の周りはきれいな空と緑がほとんど。都会が苦手な私が憧れる自然な暮らしがここにはある。この広い道をひたすら上って、マンゴー園を目指すことに。

わたくし、なんか感じました。

その手の先に、自生している龍眼を発見。龍眼は乾燥させて漢方に使われるほど栄養価が高い果物。すると友人がおもむろにひとつ取りパクリ。なかの種をオーバースローで自然の中へ、これぞ自然循環。郷に入れば郷に従うのが私のポリシー、マネしてパクリ。種はキックして自然へ還元。ごちそうさま。

道をさらに進むと湖が出現。友人が小さいときによく遊んだところも、今では太陽光パネルが並んでおり遊べない仕様に。台湾は火力発電にかなり依存していて、その代替として再生可能エネルギーにも頼らざるを得ないのは仕方ないけど、これは悲しいね。

湖を後にしてさらに山道を進み、ようやくマンゴー園に到着。ここから下って見ていく。ちなみにマンゴー樹は水はけと日当たりが大切なので、山の傾斜に植えられるそう。なので、去年は雨の日が多く不作の年だったが、今年は雨の日が少なく豊作の年。なので、今年は台南でマンゴーが安く買えますよ。

山を下れど左右にマンゴー、ときに龍眼。さらに下ればライチやグァバもある。この広大な敷地を家族だけで管理しているのだからすごい。マンゴーのシーズンは5月下旬~7月中旬くらい、この日は7月20日だったのでマンゴーは少なめ。

マンゴー園を案内してもらった頃には日も暮れてきたので、お家へ戻り夜ご飯をいただくことに。

友人の実家へ戻りご家族にご挨拶。するとすでに台南家庭料理がたくさん準備されていた。なんともありがたい。肉燥飯や魚の煮つけ、青菜の炒めものなど贅沢な台南家庭料理はどれも美味しく、何度もおかわりさせてもらったが、特に衝撃だったのが豚骨スープ。

豚骨を煮立てて丁寧にアクを取っているから臭みが全くなく、味は塩味であっさり。なかには豚足もあったがあまり食べたことがないので躊躇していると、お母さんがトライしなよと器へ入れてくれた。恐る恐るひと口食べると、躊躇していた自分を後悔。ぷるぷる過ぎず食感があり、これまた臭みがゼロ。これやったら日本でも売れると確信したほど美味。ごちそうさまでした。ちなみに、友人の実家ではお父さんがご飯担当。かっこいい、憧れる。

食後、テレビを見ながら家族と談笑していると、お父さんが軒下でテーブルとイスを設置。「ビールでも飲もう!」ということで、急遽宴が始まった。

どうやら友人一家は酒豪だそうで、軒下にはビールケース4~5つ分のビールが常備されていて、来客があると一緒に飲むのがお父さん流。我が父も似たようなところがあるので、なんだか優しく温かみを感じられてうれしい。

料理やつまみも持って来てくれ、宴が開始。お父さんから「乾杯!」と言われると、杯を空っぽにする。これが台湾式の乾杯。台湾ビールの経典(クラシック)が染み渡る、うまい!

するとご近所の日本好きのドライマンゴー生産のおっちゃんも登場。彼だけ大ジョッキで乾杯、類は友を呼ぶのね。しばらくすると、ご近所のお姉ちゃんがお出かけ帰りに家の前を通る。10秒後には彼女の席が用意され宴に参加。本当に仲がいい地元の雰囲気が伝わってくる。

おっちゃんと日本の話で盛り上がると、話についていけないお父さんから「来来(飲もう)!」と言われ飲む、これが数回繰り返されハイペースで瓶が空っぽになっていく。

12時頃にお父さんとおっちゃんが翌朝の仕事のため、先に就寝。そこからは友人とお姉ちゃんと私の3人で飲むことに。すると2人がゲームを始めだし、負けた方がビールを飲みだした。マンツーで飲ませ合いとは恐ろしい。私も参加、あっちむいてホイや台南独自のゲーム?をしながら、訳も分からず飲む。酒豪の2人はケロっとしてるが、私はもうヘロヘロ。後日友人に聞くと、一晩でビール1ケース(24本)飲み干してたそう、しかも5人で。そら酔うわ。

午前3時ころになりようやく宴が終了、お姉ちゃんはご帰宅。友人と私は星空を見に散歩へ行くことに。

iPhone12 miniのカメラではこれが限界だが、実際はあたり一面に星がキラキラ輝いており、この世とは思えないほどの美しさ。ただひたすら星空を眺めながらぼーっとする。なんとも幸せな瞬間。

そして、千鳥足になりながらもなんとか友人の実家へ帰宅。翌朝早くに友人にバス停まで送ってもらいバスで台南へ戻り、その足でゲストハウスの清掃作業へ向かうのであった。

めっちゃ貴重な体験をありがとうございました。また行きたいな。ではでは。

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