【実験】農家さんからもらった柿・桃・梅の枝で染めてみた。

先日、和歌山県紀の川市の農家グループ「藤井の里くらぶ」の援農プログラムに参加した際に頂いた、柿・桃・梅の枝を用いて染めを行ったので、その様子をメモしておく。

今回の枝染めのあれこれ

染めたもの

すべて綿100%の布(以下、布)。

濃染処理(タンパク処理)

布を豆乳と水=1:1に1時間浸けて絞っただけ。

染液

以下の2つ用意:

  • 染液:水2Lと*枝500gを鍋で1時間煮て、不織布ネットで濾したもの。
  • 重曹染液:水2Lと*枝500gを鍋で1時間煮て重曹を加え、不織布ネットで濾したもの。

*枝はあらかじめ1~2㎝程度にカットしておいた。

梅の枝
梅の枝を煮る様子
左:梅の染液、右:梅の重曹染液

媒染液

沸騰したお湯2Lに焼ミョウバン6gを溶かし、常温に冷ましてから使用。

染めの組み合わせ

以下の4通り:

  • 濃染処理した布×染液
  • 濃染処理していない布×染液
  • 濃染処理した布×重曹染液
  • 濃染処理していない布×重曹染液

染めの条件

  • 染液は70度で保温(IHヒーター機能基準)。
  • 染液に20分浸ける→水洗い→媒染液に10分浸ける=1セットとし、3セット行った。
  • その後、陰干しで乾燥させた。
染め(梅の重曹染液)
水洗い(梅の重曹染液)
媒染液に浸ける(梅の重曹染液)

染め布の写真

桃の染液では薄茶色、桃の重曹染液では淡い紫のような色に染まりました。

桃の染液で染めるとやや緑がかった黄色、柿の重曹染液では赤身が勝った薄茶色になりました。

梅の染液の場合、重曹を使っても使わなくても結果はほぼ同じでした。

今回染めた布を使ってミニポーチにしました。

さて、次はなにを作ろうか。ではでは。

2025-03-05|
関連記事