みかん染めするなら皮を乾燥させて水に浸かるだけでOK説

先日、乾燥したみかんの皮を泡盛に浸けて染める実験をしたら、なんと泡盛より水で浸けた方がよく染まりました。

ただ、前回の実験は水40mlと乾燥したみかんの皮4gと小ロットだったので、今回は量を増やし再実験。

せっかくなので、その様子を綴っておきます。

今回の実験条件

  1. 乾燥したみかんの皮82gを水1Lに2日浸ける。
  2. 1から乾燥したみかんの皮を取り除く。
  3. 2に綿100%の刺し子糸を1日漬ける。
  4. 3を水で洗い、*アルミ媒染液に1時間浸ける。
  5. 4を水で洗い、風通しが良い場所で乾燥。

*沸騰したお湯1Lに焼ミョウバン3gを溶かし、お風呂のお湯程度の温度に冷ましてから使用した。

写真で振り返るどん。

昨年末からこつこつ溜めたみかんの皮。

乾燥させて保管していた分を全部使いました。

水を入れたポリバケツに乾燥したみかんの皮を細かくちぎって入れました。あとは蓋をして2日間放置。

2日経ちました。

みかんの皮を取り除いたら、きれいなみかん色の染液が完成。

では染めていくぞ。毎度おなじみ、横田の刺し子糸<合太>。タンパク処理などの下処理はなにもしてません。

ついでに、以前コーヒー染めした刺し子糸も一緒に入れておこう。

染液に浸けて蓋をして1日放置。

1日経ちました。

水で洗い流して水気を絞ります。

そして、アルミ媒染液にダイブ。1時間放置した後、水で洗って乾かしました。

完成!

お!

白の刺し子糸は薄い黄色に染まりましたね。コーヒー染め刺し子糸は染まらず。そらそうよ。

結論、みかんの皮で染めるなら皮を乾燥さして水に浸けたら簡単に染液作れますな。

加熱なし、シンプルイズベスト。引き算の美学が染めにも必要かもしれませんね。

みかん好きの方はマネしちゃってね。ではでは。

2025-02-10|
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