先日、和歌山県紀の川市の農家グループ「藤井の里くらぶ」の援農プログラムに参加したときのこと。
みかん農家さんのおてつだいをしていると、農園の地面に摘果されたみかんがゴロゴロ。

これらはそのまま放置され地に帰っていくそうだが、それだけではもったいない。
そこで、皮と実を分けて、皮は乾燥させて染めに使うことに。
しかし、実は使い道がなくどうしようもない。
ならば、実も絞って染めてやれ!というわけで、染めてみました。
みかん果汁+塩の染めを振り返る
今回の染めで用意したもの
- 手絞りみかん果汁 大量
- 塩 大さじ2くらい(目分量)
- 綿100%の刺し子糸 1つ
- 牛乳 少々(濃染処理用)
今回の染めの手順
- みかんを1つずつ手で握り、果汁を絞り出す。
- 1を鍋で10分間煮て濾す。
- 2を鍋に入れ沸騰させたら火を止め、刺し子糸を20分浸ける
- 鍋に塩を入れて、色止めを行う。
今回の染めを写真で振り返る

みかん農園から摘果されたみかんを大量にいただきました。

ひたすらむきむきして、皮は乾燥させることに。

実はおいしそうだが摘果してから数か月経っており、食べてなんかなったら責任取られへんから、食べるのはやめといて!と言われたので、迷惑をかけないためにも食べません。

代わりに、一個ずつ手で握りつぶして果汁を絞りました。

みかん果汁を土鍋で10分煮込んで一度濾したら、染液の準備完了。

続いて、染め糸の準備。いつもの刺し子糸。

所々縛って、糸がばらつかないようにします。

では、濃染処理。牛乳:水=1:1の液に30分ほど浸け込んで、そのまま絞って完了。

では染めていく。まずは、染液を沸騰させたら火を止める。

レッツ染め染め。

浸かったら20分放置。

では色止め、塩を入れていく。塩に含まれるマグネシウムが色素定着の役割をしてくれると信じて。

塩を入れたら、さらにしばらく放置。その後、水で洗う。

水で洗ったら、あれ?糸が真っ白ですぞ。

じゃん。真っ白!染め失敗!おつかれさまでした。
さすがにみかん果汁だけだと、色素が少ないのか染まりませんな。
やっぱり、みかんの実はおいしく頂くのが一番ですな。
ええ勉強になりました。次は今回むきむきした皮で染めるぞ。ではでは。