根拠のない自信だけで生きてきた私の人生を今から“縫い直す”

33年、私は「根拠のない自信・運・人との縁」だけでここまで生きてきました。
だけど今、何も肩書きがありません。
現在、貯金は約20万円。仕事もしておらず、いわば完全なるニートです。
でも、不思議と焦ってはいません。
なぜなら、「ここからが本当のスタート」だと思っているからです。
これまでのことを、少しだけ
2016年に新卒枠で入社。営業としての仕事は正直楽でした。
だけどその分、自分がどんどん“空っぽ”になっていく感じがしていました。
痛風を発症した28歳のとき、なんとなく「今のままの人生は違う」と、直感で退職。
台湾にワーホリ予定が、コロナで中止。気づけばニートに。
やりたいことも見つからず、時間だけが過ぎる日々。
そんな中、旅先の高松で魚の話から魚屋でのバイトを始めたり、
台湾でヘルパーをやったり、日式スナックでボーイをしたり。
流されるように動いてきたけど、実はそのどれもが、自分の“素材”になっています。
刺し子と手刺繍との出会い
2024年、旅先の壱岐島で出会った台湾人の女性に
「あなたは何か手仕事できるの?」と聞かれ、
できないのにカッコつけて「手刺繍できるよ」と答えました。
そこから後に引けなくなって、針を持ったのが最初です。
ガタガタの縫い目も、最初はただの“失敗”でしたが、
その不格好なステッチに、自分の人生が重なる気がしてきて。
「この不器用さごと、自分だな」と思えた瞬間から、
刺すことが“呼吸”のようになっていきました。
✓詳細:「手縫い刺繍を始めたきっかけはただカッコつけたかったから。」
いま縫い直しているもの
私は、完璧な人生じゃなかった。
でも、どこかで「なんとかなる」という根拠のない自信がありました。
そして実際、運やご縁でなんとかなってきた人生でした。
でもこれからは、もう少し「自分の手で整える」人生にしたい。
針と糸で布を縫うように、
自分のこれまでの“綻び”を見つめ、向き合い、繕っていく。
それが私にとっての、「縫い直す」という行為です。
このブログでやっていくこと
このブログでは、そんな“縫い直し”の記録を発信していきます。
- 刺し子・手刺繍のこと
- 放浪旅の話、ゲストハウスの出会い
- ニート的思考、働かずに生きる工夫
- 投資・資産形成のこと(これからスタート)
- お茶や音楽、日々のこと少しだけ
そして、どこかの誰かがこのブログを読んで
「なんか、私でも何か始めていいんだ」と思ってくれたら、それが一番嬉しい。
最後に:生まれ変わったらナマケモノになりたい
「生まれ変わったらナマケモノになりたい」
それが私の根底にある思想です。
でも、ただの怠け者じゃなくて、
自分のペースで、必要なものだけで、ちゃんと豊かに暮らしていくナマケモノ。
そんな生き方を目指しながら、
今日も針を動かし、少しずつ人生を縫い直しています。
これから、どうぞよろしくお願いします。