男ウケと女ウケ

作品づくりをしていると、ふと気になるのが「これ、誰にウケるんやろ?」ということ。

刺繍ってどちらかといえば、かわいいとか、繊細とか、上品とか、いわゆる“女ウケ”の世界観が強い。実際、「刺繍やってます」と言うと、たいてい「え、意外!」「かわいい」って返ってくる。ありがたい。でもちょっと違和感。

たとえば今回つくった刺繍作品。表情・色合い・コンセプト、トリプルでアホ。

でも、私はこういうのが好き。変な顔とか、意味不明な構図とか、見て「なんでやねん」と言いたくなるやつ。それを手縫いで何時間もかけて仕上げるという、このギャップがたまらない。

いざ見てもらうと、男たちはめっちゃ笑う。「うわ、これ好き」「なんかいいよね」って食いつく。一方、女性はというと…嫌いを通り越して、無関心。

私が作れるのはなんというか結局、男ウケしかしないヘンなやつなんですよ。ま、これは作品でも音楽でも文章でも生き方でも、なんでもそうなんですけど。だからこれからもDerpな作品を作っていきます。

意味わからんけど、なんか気になる。そんな作品を今日もせっせとチクチクしてます、ダープ。
2025-08-03 by
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