台南・えび飯の名店「矮仔成蝦仁飯」であえて豚レバーと台湾ビール。
台南名物のひとつである「えび飯(蝦仁飯)」。台南を歩けば、えび飯を取り扱うお店がちらほら見られます。その中でも、えび飯の名店といえば必ず出てくるであろうお店が、今回紹介する「矮仔成蝦仁飯」。
矮仔成蝦仁飯は1922年創業、なんと101年の老舗!それ以上は説明不要でしょう。そんな矮仔成蝦仁飯のえび飯は定番ですが、私のオススメはサイドメニューの豚レバー。臭みがなく醤油ベースの甘辛ダレと絡んだらもうワオ!です。それを台湾ビールで流し込んだら五臓六腑が大喜び!
そんな感じで楽しむ様子をお届けするので、よかったらご覧あーれ。
矮仔成蝦仁飯はこんなかんじ。
こちら、矮仔成蝦仁飯の外観でございます。海安路に位置しており、斜め向かいにもうひとつのえび飯の名店「集品蝦仁飯」があるんです。仲良しえび飯名店たち。というか、実は集品蝦仁飯は矮仔成蝦仁飯の創業者の息子がオープンしたお店だとか。そりゃ仲いいよね。
集品蝦仁飯と矮仔成蝦仁飯のえび飯の違いは、集品蝦仁飯の方が味が少し濃く、矮仔成蝦仁飯の方が少しあっさり。まあ、どっちが美味しいかは好みの差です。
外観少しズーム。なんとなくいいかんじ。では入店、歡迎光臨。
入店時にメニューをもらえるので、食べたいものに正の字を書きましょう(台湾でも正の字は通じます)。今回は、えび飯小(蝦仁飯)・豚レバー(涼拌猪肝)・台湾ビール(台灣啤酒)をオーダー。日本語表記もあるのでオーダーは問題なし。
結帳請依序排隊(お会計はこちらに並んでください)。注文時はメニューをもって、隣の建物にあるレジへ並びます。
レジ後ろで調理やいろいろ準備をしてるんですね。
レジを済まして、お店に戻り少し待ちましょう。
店内の壁に、矮仔成蝦仁飯について少し書かれてます。えび飯は日本料理の丼ぶりに似た料理で、日本統治時代に創業者の葉成氏が日本料理店でマスターし、その後台湾式の作り方を考案し創り上げたそう。
なんて、中国語の勉強がてら読んでたら、料理がやってきました。
えび飯・豚レバー・台湾ビール、2023年台南の新三種の神器。
まずは豚レバーから。いただきます。んー、醤油ベースの甘辛ダレに刻み生姜と少しパクチーが絡まって、とっても美味でございます。豚レバーの臭みが全然ないのがいいんよね。
と、来たら、こいつの出番。ここで問題、ビールグラスに書かれた「可爾必思」の意味はなんでしょう?
答えは「カルピス」でした!まさに大人のカルピス。
大人のカルピスで豚レバーの濃いタレを流し込む。これで私も素敵な大人になれました。
つづいてえび飯。なんやかんやここ来たら、これを食べずに帰るなんて出来へんよね。
いただきやす。どこか釜めしっぽい感じ。食べ始めは醤油ベースのうす味と感じましたが、食べ続けると結構味が濃く感じてきます。これが病みつきってやつですか、先生。
これまた大人のカルピスで流し込んでやれば、もはや絶頂。お主も悪よのう。
ビールとごはんのコンビでお腹がすぐ膨れるので、そんなに多くは食べれないね。ゆっくり食べよう。
更に10分ほどでなんとか完食、ごちそうさまでした。えび飯・豚レバー・台湾ビールの新三種の神器で、五臓六腑も大変満足でございました。たまには台南で昼からこんなだらだら過ごすのもいいよね。まあいつもだらだらしてるけど。
・お店リンク:矮仔成蝦仁飯 (Google Map)
おまけ
お店を出て帰る途中、弁護士事務所の看板が主張強めだったのでパシャリ。現状にご不満の方、500元で離婚の相談をして、帰りにエビ飯と豚レバーでも食べてスッキリしてはいかがでしょうか。ではでは。