手縫い刺繍を始めたきっかけはただカッコつけたかったから。

2024年8月末から趣味で手縫い刺繍を始めて早8か月。

ただ好きで続けてたら、いつの間にかイベントの端っこでぽつんと座って、刺繍&刺し子野郎として参加させてもらえるようになりました。

そのイベントでいろんなお方に聞かれたことが「なんで刺繍や刺し子始めたん?」

それは、ただカッコつけたかったから。それにつきます。

そもそもなんでカッコつける必要があったのか。そこを少し掘り下げてお話します。

手縫い刺繍を始めたきっかけ

遡ること8か月、ある女性とお話していたときのこと。

その方はものづくりやアートが好きで、あらゆる創作を趣味で行ってきたという会話の流れから聞かれました。

「あなたはなにもものづくりはしないの?」

「あー、手縫い刺繍ならちょっとやったことあるかな。」

「へー、じゃあ一回作ってみて!作品見たいな。」

「…オッケー!今度作ってポストするわ!」

そしてそのあともいろいろ話して解散。

その場を後にし、歩き始めた一歩目で口から出てきたこと。

「言わんでもええこと言ってもたー!」

もし会話相手が男やったら、手縫い刺繍やったことあるなんて絶対言ってへんのに。

その時の会話相手が女性で、且つものづくりが好きなんて話を聞いた直後やったから、脳内で「おれもなんかやったことあることなかったっけ、あ、そや!手縫い刺繍や!」と、chatGPT並みに瞬時に回答を導き出し、そのまま言ってしまったんです。

「ちょっとでも自分のええとこ言うとかな!」という、ただの”ええかっこしい”(カッコつけ野郎の関西弁)。これが悲しい大阪の男の性。

しかも、手縫い刺繍をやったことあると言っても、手縫い刺繍の道具一式を買ったあと30分ほど触って以来、ずっと部屋に放置している状態。

とりあえず刺繍道具一式を引っ張りだし、いざやってみようにもなにをどうすればええのかさっぱり分からず。

「でも、ここでやめたらダサいよな。がんばれ、オレ。」

その気持ちだけでYoutubeを参考になんとか作ったのが、このページのトップ画像の刺繍です。

とりあえず酒好きなんで、酒のデザインにしただけです。

けど、この刺繍が自分のなかでなんかええやん!となったので、とりあえずもう一個だけ作ってみようとなり作ってみることに。

そして、”作ってはもう一個だけ作ってみよう”が続いていくうちに、刺し子・藍染・草木染・機織りに出会い、それらすべてを体験して今に至ります。

ものごとを始めるきっかけなんてなんでもええですね。

以上が、私が手縫い刺繍を始めたきっかけです。

女性にカッコつけるためだけに始めたことが長続きして、まさかイベントに参加することになるなんて、人生なにがあるかわかりませんな。

私はたぶん還暦になっても、こうやってダサくもカッコつけながら生きてるんでしょうね。

好きなことや興味あることが長続きしない方は、あえて大口たたいて「私、こんなこと興味ありまんねん。今度やって見せますわ。」と、他人に言ってみたらええかもしれませんよ。

あれ、なんの話でしたっけ。いつもどおり、会話の不時着。まあええや。

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