モノを増やしたくない。でも縫いたい。

ミニマリストとして針仕事に向き合う私の葛藤の顔はこんなかんじ。

「生まれ変わったらナマケモノになりたい」
そんな私が唯一、夢中になって手を動かすのが針仕事です。

手刺繍であったり、刺し子であったり。

でも、縫えば縫うほど、モノは増える。
ミニマリストとしての自分とチクチクする自分が、ぶつかり合う瞬間が何度もありました。

今回は、その葛藤と、私なりに出した“針仕事との共存ルール”を綴ります。

ミニマリストと針仕事の矛盾

モノをなるべく持たずに、軽やかに生きていきたい。
それが私の暮らし方の軸にありました。

でも、針仕事は「モノが生まれる」表現。
布、糸、道具、そして完成した作品。
増えるんです。確実に。

それでも、私は縫い続けてしまう。

それでも縫いたくなる“感情”

針仕事をするとき、頭ではなく「感情」が動きます。
特に、旅の途中で出会った風景や人。
その温度や言葉が、身体の中に溜まっていく。

それを、どうしてもどこかに刻んでおきたい。
その“刻む”という行為が、私にとっては「縫う」ことなんだと気づきました。

私なりの“針仕事の3つのルール”

この矛盾と向き合った結果、今の暮らしでは次の3つのルールを決めました。

  1. 放浪先で出会った人や場所にチクチクする
  2. 大阪にいる間は、すでにあるものだけに縫う
     (たとえば、デニムジャケット3着は台湾向け)
  3. 依頼があれば、依頼主のモノの修繕やアップサイクルに限って対応する

「新しい布や服を買って作って売る」は今はもう違う。
作りたいから、縫う。誰かのためだから、縫う。
それが自分に合っている気がしています。

これからの刺し子との向き合い方

技術を極めるとか、出店して大稼ぎとか、
そういう方向性にはあまり興味がありません。
というか、性格的に向いてません。

「縫ってる時間が楽しい」それがすべて。

これからは、縫う気持ちや感情を、言葉や映像で残していこうと思います。

静かに“縫うだけ”の動画を始めます

YouTubeにも投稿を始めます。「ただ、縫うだけ。」シリーズ。

  • 多分話しません
  • テクニックの説明はなし、というか出来ない。
  • ただ、チクチクするだけ、ほぼ編集なし。

自撮り棒「Uranzi TT88」が今日届いたので、どこでも俯瞰撮影ができるようになりました。
どこでも「静かなチクチク動画」をお届けできます。

おわりに

縫うことで、感情や記憶をほどいていく。
モノは増えるかもしれないけど、気持ちは軽くなる。

これからも、モノより想いが残るような刺し子を続けていきたいと思っています。

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