デニム×刺し子で背番号3を縫う|スーパースター

着物の生地とデニムの端切れを使って、なんとなく刺し子しました。
特にテーマはなかったはずなのに、気づけば「3」の数字を刺していました。

「3ってなんやろ?」と思いながらも、チクチクと。

そして、ふと頭に浮かんだのが「長嶋茂雄、読売ジャイアンツ、背番号3」

いや、私は生まれも育ちも関西。阪神タイガースファンなんですが。

なぜ「3」だったのか。無意識の刺し子は、記憶に刺さってる。

裏面はこんなかんじ

私は、刺し子をするとき、けっこう無意識で縫うことが多いです。
決めてからやるというよりも、手が勝手に動く感じ。

でも、「3」を刺しながら思い出していたのは、スーパースターの存在感。
ガニ股で打席に立つ姿。三振してヘルメットを落とすまでの動作。
天覧試合でのホームラン。引退セレモニーの「我が巨人軍は永久に不滅です」

私は世代が違うので、生で見たことはないですが、テレビなどで当時の映像を見ると、なんでか分からんけど、スーパースターを感じとれるんですね。

ライバルとしてタイガースを応援してきた私でも”スーパースター”という言葉は、やっぱり長嶋さんなんやなと。多分、彼が居なければスーパースターって単語もなかったんでしょうね。

自分にとってのスーパースターって誰やろ?

このバッグを作りながら、自分の人生で「憧れてた人」や「影響を受けた人」を思い出してました。祖父、旅先で出会った人、魚屋で黙々と働いてた職人さん…

どこかしらに、自分の中の“3番”はある気がする。そんなことを考えながら刺した今回の作品。

最後に

ミスター、ありがとう。

作品としての完成度うんぬんよりも、「なんでこれを作ったのか」を残しておきたくて、記事にしました。このバッグは知り合いにあげました。

また、こんなふうに“偶然から生まれる刺し子”の記録も、増やしていきたいなと思います。次はどんなモチーフが出てくるのか、自分でも楽しみです。

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