針と糸があればどこでも大丈夫。わたしが刺し子にハマった3つの理由

「刺し子って、なんか楽しそうやけど、自分に向いてるんかな?」
そんなふうに思ってる人に、ちょっと読んでほしい話。

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気づけば刺し子を始めて、かれこれ10か月。
もともとはかっこつけて「手縫い刺繍できるよ」って言っちゃったから。
ちょっと調子乗っただけやったんですが、今ではすっかりチクチク中毒。

で、ふと思ったんです。「なんでこんなに刺し子が続いてるんやろ?」

飽き性で、手も遅くて、肩もすぐ凝るのに。
なんでかなーって考えてみたら、理由っぽいものが3つほど浮かんできたので書いてみます。

無になるって、案外クセになる。

刺してるとき、マジで余計なこと考えません。明日の予定?銀行の残高?支払い期日?(良し悪しは置いといて)

ただ、針と糸と布。この3つだけで構成された世界に没頭してると、なんか頭の中がシーン…って静まってくるんです。スマホも通知も来ない、ただただ“今ここ”に集中できる時間。今って、逆にこういう時間がめちゃくちゃ貴重なんやと思う。

「直す」「残す」って、なんかエエやん。

刺し子って、いわば“布の延命措置”なんですよ。破れたとこにチクチク縫って、もうちょっとがんばってもらう。最初は「もったいない精神」でやってたけど、最近はそれ以上の感覚。この布ようがんばってるなーって、なんか愛おしくなってくるんよね。

あと、自分の手で“手当て”してる感じもいい。暮らしの中で、ちょっとした手間がちゃんと報われるって、なんかええもんですよ。

どこでもできる。この気軽さが好き。

正直、これが一番大きいかも。

針と糸とハサミ。たったそれだけで、旅先でもカフェでもゲストハウスの片隅でもすぐ縫える。

放浪民としてはこの“荷物少なさ”がめちゃくちゃありがたい。「よし、ちょっと刺そか」ってすぐ始められるのがええんですよ。旅先での出会いとノリがめちゃくちゃ大事なんで。

道具にこだわり出すとキリはないけど、基本ミニマムで始められるのも刺し子の魅力。

まとめ

「なんでそんなに刺してるん?」ってたまに聞かれますが、正直、深い理由はあんまりなくて。

なんとなく気持ちええから。それだけです。でも、これが意外と続いてしまう。理由なんて後からついてくるもんやし、まずは針を動かすのがいちばん。

スマホ疲れや社会に疲れた人は一度針と糸を手に取って見てはいかが?案外ええもんよ。

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