すだちさばは脂乗りが良く臭みがないのでサバ嫌いでも食べれるかも。

2023年に出荷が始まったすだちさば。すだちさばとはその名の通り、徳島県の名産であるすだちの果皮を使った餌を食べて育った養殖サバです。

すだちさばの売りは、すだちに含まれるポリフェノールの効果で臭みが少なく色変わりが遅いこと、ビタミンEが天然サバの約7倍含まれていること。また、脂乗りが非常に良く、まるでマグロのトロのよう。

先日、すだちさばを運よく入手できたので、実際に捌いて食べてみた様子と感じたことを紹介いたします。

今回ゲットしたすだちさば。すだちが入った餌をしっかり育ったマサバが出荷されとるんですな。身が真ん丸で期待大です。

毎度恒例、おなかチェック。身が厚めで期待が膨らみますな。写真はないですが、内臓脂肪もたっぷりだったので脂乗りは間違いないです。

三枚おろし。身が白い!サバはもちろん青魚ですが、まるで白身魚のよう。これもすだちの餌のおかげなのか?

ズームどん。身の表面が脂でテカテカ。

一度捌けば分かります、その言葉。

腹骨と背骨をすいて刺身にしました。捌いてみて分かったのですが、すだちさばは脂乗りが良いので身がやわらかく、刺身にするときは身崩れしやすいです。身側からではなく皮側から切れば、身崩れを少し防ぐことが出来ました。

醤油とわさびでいただきました。まず口に入れて驚き、脂がめちゃくちゃ多い!とろける食感。そして飲み込んだ後も、まったくサバ特有の臭みを感じません。これがすだちの効果か、やるねえ。これやったら、サバ嫌いでも食べれるんちゃうかな。

個人的評価ですが、以前食べた兵庫県の養殖サバ『活キ姫サバ』と比べても、脂の多さではすだちさばの勝ちです。すだちさばの刺身をお米にのせて喰らえば、あっという間になくなっていました。ごちそうさまでした。

今回はすだちさばを刺身だけで頂きましたが、塩焼きしたら脂がまた違う美味しさになって、これまたたまらんでしょう。そのときは、すだちを搾るのをお忘れなく。

*すだちさばを食べた感動をポスターで表現してみました。なんとなく歌舞伎や相撲の感じを出してみました。個人的に好きです。もしすだちさばを見かけたらぜひ食べてみて下さい、美味よ。

これ、Canvaで作成したよー。ほなまた。

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